会の紹介

会への連絡先

イベントや式典などで左義長ばやしの出演をお請けしています。約20分程度の明るくてにぎやかなお囃子です。
また、お囃子や太鼓の出張講習など、勝山左義長ばやしの普及になる事なら、さまざまな事にご相談致します。
興味のある方、出演希望の方はどうぞご連絡下さい。



◆勝山左義長ばやし保存会 連絡先◆

事務局 
〒911-0822 福井県勝山市平泉寺町平泉寺41-26 大六(だいろく) 洋平
携帯090-6816-1360
FAX 0779-88-5754(桝家)
メールsagicho_hozonkai@yahoo.co.jp



会長 
〒911-0801 福井県勝山市沢町2-2-7 桝家淳一郎
ますか建築デザイン
TEL/FAX 0779-88-5754
携帯090-2037-4743


■■■勝山左義長まつり 左義長ばやし紹介文■■■(ふくい無形民俗文化財 会報30号掲載)

風花が舞う 太鼓と炎の奇祭 勝山左義長まつり   勝山左義長ばやし保存会

■勝山左義長まつりの歴史と紹介
左義長は古く平安朝の頃から正月15日に行われた行事の一つとして、全国各地で行われている小正月の火祭りです。
勝山左義長まつりは勝山藩小笠原公が入封(1691年)以来300年以上の伝統があり、現在勝山市街地の十三地区が左義長まつりを行っています。
祭りの形態は火祭りとしての「ドンド焼」以外に、高さ六メートルの入母屋櫓で演じられる「お囃子」、にわか的に作られる「作り物」、櫓周りや通りに風刺川柳と絵を添えた「絵行灯」など、勝山に根付いた文化の集大成をこの祭りでそれぞれ表現しています。これらの点が各地の左義長と大きく異なるところです。勝山左義長まつりは毎年2月最終土日に行われ、まつりの最終日には九頭竜川河川敷で各地区の御神体が一斉に点火され、ドンド焼が夜空を赤く染めます。このまつりが終わると長い冬が終わり奥越に春を迎えます。

■勝山左義長ばやしの特色
お囃子は市内に十二基の櫓を建てその上で、昔の女性の下着であった長襦袢を着て面白おかしい身振りを交えながら太鼓をたたきます。他の太鼓と違う特徴は、バチが短いこと(三十センチまで)。太鼓に人が座ること。地を押えて打つこと。座り方、地打ち方、浮き方、の三人が一つの太鼓で演じることです。浮き方はそれぞれが個性のある「浮き」を見せつつ、演目に応じた浮きを表現します。浮き方は太鼓の技術力と人を喜ばせる演出力の両方が要求され、簡単でもありますが、とても奥深い難しさがあります。太鼓を盛り上げる囃子方は三味線、笛、鉦があり、それぞれも絶妙な合の手、目配り、しぐさで太鼓を盛り上げます。櫓全体が一体となり観客と共に楽しむのがこのお囃子の特色であり、見どころでもあります。

■演目の紹介
お囃子の演目は代表的な「蝶よ花よ花よのねんね まだ乳のむか 乳くびはなせ」という【だいづる】、軽快なテンポの【七調目しっちょめ】、天皇の御即位の曲であっためでたい【御大典】などがあります。その他にも各櫓ごとに独自の歌詞を取り入れたり【金毘羅舟々】【戦友】など様々なテンポの良い演目なども演じています。これらの演目は過去に、お囃子を担っていた勝山花柳界の伝統が引き継がれていて、お座敷での楽しみ方や滑稽さが櫓の上でも色濃く残っていて興味深いものです。

■勝山左義長ばやし保存会の沿革
「勝山左義長ばやし保存会」は昭和二十五年、地元の花柳界の方やまつりに関係する者で結成されました。現在は学生や地区以外の者も含めて約三十人余りの会員で構成されています。左義長ばやしは、勝山市域の保育園から教育にも取り入れられるようになりました。それらは保存会員が直接指導を行なったり講習会を開催するなどして、後継者の育成に力を入れています。また積極的に市外イベントに参加し、勝山左義長ばやしの伝統継承と宣伝に努めています。

■勝山左義長まつりの課題
まつりは小さい町内単位で行われています。中には最小二十戸あまりの地区もあり、まつりの継続が難しくなってきています。またお囃子の三味線を担っていた地元花柳界の方も少数となりました。このように各地区で人手不足が問題となっています。
現在は組立てをやめて格納庫から櫓を出すようになりました。講習会の開催で一般の方も三味線を会得し、子どもや女性も太鼓をたたくようになりこういった方が多く櫓に上る様になりました。このように少しずつ現在の状況に合わせてまつりを維持し伝統が守られてきています。
そして年々まつりには観光客の方が増加してきています。勝山左義長まつりは、自分も相手も共に楽しむまつりであり、今後は雪の中をはるばる来て頂いた方にもっと十分にまつりを堪能し満足して帰ってもらえることを考えていきたいと思っています。


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2009.9/5管理者

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